北海道の中3受験生必見!学力テストABCが悪くても気にするな!
こんにちは。頑張れ受験生!という季節になってきましたね。
北海道の中学3年生はこの時期テスト地獄突入です。
そんなテスト地獄を少しでも楽にするかも?な話。
本人もお母さんも楽しんでご覧くださいね。
- 学力テストABCとは
- 学力テストABCは成果に結びつきにくいテスト
- 学力テストABCはなかなか難解なテスト。
- 学力テストABCから学ぶべきこと。
- 学力テストABCで志望校を決めないのなら、どうやって決めるんですか?
- まとめ
学力テストABCとは
北海道の中学3年生は学力テストABCが9月10月11月に行われます。
この結果次第で志望校を決めようと考えている保護者も多いのではないでしょうか。
また、そのように周囲から言われている受験生も多いでしょう。
そもそもこの学力テストABCはなんのためにあるかっていうと、
主に中学校の先生たちが進路指導をするための資料になるわけです。
もっというと12月の3者懇談で使うための資料ってことです。
「君は学力テストABCの平均がこれくらいだから、志望校はこの辺ですね」
という会話のためです。
ちなみによく受ける質問ですが、成績には関係ありません。
なので、この試験が悪くても内申点が下がる心配はないので安心しましょう。
学力テストABCは成果に結びつきにくいテスト
お願いしたいことです。
本人も親も結果は気にしないで欲しいと思います。
なぜか。
まず、勉強の成果はそんなに早くは出ないことは皆さんなんとなく知っていると思います。
個人差はありますが、頑張り始めてから早くて3ヶ月くらいで変化が得られるイメージ。
つまり、9月実施のAなら6月からの頑張りが、10月実施のBなら7月からの頑張りが、11月実施のCなら8月からの頑張りがかたちとなって現れます。
私は夏から頑張っていました!うちの子は夏期講習から頑張っていました!という人、塾の先生も夏は頑張っていましたね。と言っている人は結構多いかと思います。
つまり、秋には結果が欲しい。と考えている親子が多いわけです。
そこを少し冷静に考えてみて欲しいという話です。
多くの中3生は中体連が終わった7月辺りから受験勉強を始めます。これは事実でしょう。
そこから生活習慣を一変させる生徒も多いですし、塾もそれを推奨します。
ただ、これは一般的に推奨されている、いわば大人が子供に押しつけている理想でもあります。
夏は誘惑がとても多い季節。花火や祭り、日照時間も長い。しかも、部活を一生懸命やってきた子供にとっては初めての部活なしの夏です。更に地域差はありますが、まだまだ遊んでいる子が周囲に多いのも実情。
その中での受験勉強なんです。私も中学生時代は例外なく満喫した15の夏です。(笑)
やろうと思う気持ちはあるものの、ついつい遊んでしまったり、そもそも長時間勉強への耐性がなく勉強するのにも苦労している子供たちは想像以上に多い。
ましてや今までは定期テスト前の詰め込み勉強でなんとかしてきた子が、
いきなり広大な範囲の入試を相手に何をやっていいかわからないのが本音でしょう。
塾に行く時間や心構えは変わっても「身のある勉強」になるまでには時間がかかるものです。
以上の理由から、夏に始めた子は正しい努力ができていない可能性が高い。
当然、期待した結果が得られないのが実情です。
しかし、本人にとっては「こんなに誘惑にも耐えて自分なりに頑張った」という自覚があります。
もしかしたら、生まれて始めての経験かもしれません。
親も今までにはないくらいの頑張りに、期待します。
そうすると本人は「やってもダメじゃん」という無気力感に苛まれます。
親もついついどうでもいいミスや計算ミスに対して目がいきがちになり、
余計に本人を傷つけ、やる気を削いでいきます。
これは悪循環です。
やるべきことは問題と解答を冷静に見つめて、夏に得たこと、また、これからやらなくてはならないことを見つける作業です。
それは親が結果を無視するくらいの気構えが必要です。
もし、「自分なりに頑張った」という自覚のある子なら一番辛いのは本人です。
どうしたらいいかわからない、そんな状態に手を差し伸べてあげて欲しいと思います。
学力テストABCはなかなか難解なテスト。
学力テストABCはかなりクセのある出題が多いのが特徴だと個人的には思います。
市販されてるテキストの類題のような問題も勿論あります。
ただ、それだけではなく、出題者の意図がよくわからない問題もそれなりにあります。
テストというのは何が出てくるかわからない、と言ってしまえばおしまいですが、それにしてもこの問題はな、、という出題が多いのは事実です。
なので、不当に点数が低くなったり、高くなったりする試験だと思います。
たまに、学力テスト対策、といってやたらマイナーな知識を詰め込もうとする受験生が出てくるくらい、マイナーな問題もあります。
そして、ABCの難易度はどれが高いとか低いとかありません。年によります。
また、採点基準が結構アバウトな部分もあるので学校によって平均点が違ったりします。
なので、他の学校の子供と点数を比べるのは無意味なのでやめましょうね。
こうしてみると、大したテストじゃないんじゃないの?と思いたくなるテストですよね。
学力テストABCから学ぶべきこと。
では、学力テストABCは無意味なの?
それは違います。
そう思わないでください。
耳を疑うような話ですが、以前生徒から「学校の先生がAテストは頑張らなくていい、って言ってましたけど本当ですか?」と聞かれたことがあります。
恐らくその生徒が勘違いして都合のいいように解釈したのだと思いますが、
頑張らなくていいテストなどないと私は思います。
テストの価値は、
・大きな目標に対しての中継点としての価値
・実践に慣れるトレーニングとしての価値
・その時点で求められている学力レベルを把握出来、精選された問題を味わえる価値
1つ目ですが学力テストABCはそれぞれ範囲が区切られているので、その範囲を1ヶ月勉強していくと3ヶ月で3年間の総復習が出来るようになっています。
なので、テスト勉強という名目で学力テスト用の勉強をすることで入試用の勉強になりますし、得意や苦手を洗い出すのにももってこいです。
また、試験当日の時間配分や取り組みは入試の予行演習になるので、
事前にねらいをもって臨むといいです。
公立校入試と同じく自分の近くに同じ中学校の生徒がいる環境はかなりリアルですし、テスト後に答え合わせをしない、など意識して臨めば立派なトレーニングになりますね。
更に終了後は必ず解き直すようにして、二度同じことで間違わないようにしてください。また、ここでの理解不足はこれからの受験勉強の指針にもなります。
最後は結構当たり前な話に落ち着きつつありますが、これが完璧に出来ている受験生はほぼいないでしょう、という感想。
逆に出来ていたら周りと差が出来まくります。
当たり前のことを当たり前にやる、これは生きていくうえで非常に大切ですよね。
学力テストABCで志望校を決めないのなら、どうやって決めるんですか?
これは諸説ありますので個人的なおすすめになります。
まず志望校を高望みしていくのか、入れるところに入ると考えるのか、というところ。んで、志望校を高望みしていく人が主に悩む問題なので、今回はそっちにフォーカスしてお話しますね。
結論は1月の北海道学力コンクール(もしくは塾の模試)で決めましょうってこと。
願書の提出は冬休み明けすぐなので、冬期講習終わりにある模試で決めるのはアリです。
ただし、学校に電話して担任の先生に面倒もかけ、お母さんもバタバタします。
この1月の段階で結果が出ないとなるともう後がない状況。まだここから伸びる生徒もいますが、少数派。
私が塾長時代はこのような進路選択をさせる家庭が半数近くありました。
是非参考にしてみてくださいね。
ちなみに1月末の願書変更はおすすめしません。
これはまた別の機会に書きますね。
まとめ
・学力テストABCの結果は気にするな。
・変な問題も結構多いから思うような結果が得られない場合も多い。
・結果を気にしないのと「テスト」を捨てるのは別の問題。しっかり活用して受験勉強の勢いをつけたい。
・進路選択で悩む場合は塾の模試か1月の北海道学力コンクールに申し込んで最終的に判断していこう。