カジュアルえでゅけいしょん

元個別指導塾の塾長やまにんのブログ。塾や教育、日々の出来事など徒然に。

願書変更しようとしている君に告ぐ。

こんにちは。やまにんです。

 

公立高校受験を控えた中3受験生、
もしくは保護者の方で、

 

うちはギリギリの志望校や、と思っている方、読んでみてください。

 

 

願書変更とは

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北海道の公立高校受験では、

 

1月14日頃 願書提出

 

1月末頃 倍率発表

 

1月末~2月1週 願書変更受付期間

 

2月2週 中間倍率発表

 

2月3週 最終倍率発表

 

といった流れ。

 

1度出した願書でも、

 

倍率を見た後に願書を変更することが出来る

 

 

というシステムがあります。

 

 

なので、「とりあえず出してみて倍率次第で考えよう」

 

と構えている人も毎年少数ですが、いることにはいる。

 

 

そういった人たちに向けたメッセージです。

 

願書変更のリスクを3つ教えます。

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願書変更は危険だと私は思います。

 

 

なぜか。

 

 

 

【1】気持ちの整理をつけられず、勉強の勢いを止めてしまう。

 

願書変更を考える子は大体

 

「頑張っているけど結果が出ず、自分の行きたい学校を諦めれない」

 

 

 

という状況です。

 

 

そんな子がいきなり目の前の目標を本番1ヶ月前で失うということです。



 

当然、今までの集中力を失い、一時的な無気力になります。

 

そんな中で私立入試が始まり、あっという間に公立入試です。

 

1番もったいないのが、最も受験生が集中力を発揮できる2月をこのような精神状態でむかえることです。
あと少しで伸びるかもしれなかった子供の可能性の芽を摘むことと同義です。

 

【2】1段階下げた志望校にさえ引っかからない

 

上述のように、勉強の勢いが止まります。

 

 

それで2月に本来伸びなくてはいけない部分を伸ばせずに、
周囲の生徒に負ける可能性は大いにあると思います。

 

 

現在の北海道の公立高校受験は上位校は僅差で合否が決まる世界です。

 

札幌市であれば1点差で不合格はよくあることです。

それは少子化でも変わりません。少子化の影響を受けているのは偏差値の低い学校です。
東西南北の倍率はむしろ上がっています。

 

 

 

 

1段階下げではそんなに安心できない実情があります。

 

【3】本人が強い意思を持ち、願書変更計画が頓挫する

 

これは親は内心願書変更を予定していたにも関わらず、

 

 

「どうしてもここを受けたい」

 

 

という本人の強い意思により、強行するパターンです。

 

一度出したものを引っ込めるというのは、

現実問題としてあまり気持ちのいいものではない上に、

 

親も「本人がそこまで言うなら・・・」となるケースも多いです。

 

でも、それって本当に悔い残らないですか?

 

「あのとき願書変更してれば受かってたのに・・・」

 

ってイヤミが出そうになりませんか?不合格を請け負って生きていくのは本人です。
(費用面での親の負担もあります)

 

不合格をしっかり受け入れ、温かく励ます。願書変更で揉めたことは忘れる。

こういう心構えをしてもらえていれば問題ないんですが、私だったら言わずにいられなくなりそうです(笑)

 

願書の提出先の決定はお早めに

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願書の提出は遅くても冬休み中に決めましょう。

 

 

本人が仮に第一志望でない学校に提出することになっても、

 

1ヶ月あれば気持ちを立て直せますし、

 

書類を提出していないので、本人もなかったことにしやすいです。

 

 

入試当日には第一志望を変えたことを忘れている子も多いです。

 

 

子供にとっての2ヶ月はそれなりに長いのだと思います。

 

 

実際に私はこの形を推奨して塾を運営しておりましたし、
これで問題が発生したことはないので、自信をもっておすすめできるタイミング。

 

 

まとめ

 

・願書変更の時期は1月末から2月

 

 

・願書変更はしない方がいい。すると考えて進路を選択しない方がいい。

 

 

・願書提出先は冬休み中に決めきる、と考えて行動する。

 

 

以上です。参考になれば嬉しい!